抜けた歯をそのままにしてませんか?

奥歯が抜けてしまって、そのままにしている・・という方は少なくないかと思います。しかし抜けた歯をそのままにしておくと、歯は1本でも抜けたままにしていると、歯全体が崩壊していきます。歯が1本抜けた”というだけであれば、治療費も通院の負担もそこまで多くはありません。しかし、時間が経過して状態が悪くなってから治療をしようとすると、たくさんの治療費や治療期間がかかってしまうのです。

歯には大きく分けて、4つの役割があります。

咀嚼(そしゃく:噛むこと)、嚥下(えんげ:飲み込むこと)、発音、審美です。

永久歯は親知らずを除いて上下顎それぞれ14本ずつあり、上顎の歯と下顎の歯がうまく噛み合うことで、これらの機能を果たすのです。

1本でも歯を失うと、両隣の歯が倒れてきたり、噛み合っていた向い合う歯が伸びてきたりして、噛み合わせに狂いが生じ、崩壊していくのです。

どんな処置がある?

奥歯が抜けてしまった場合の処置ですが、仮に奥歯が1本抜けてなくなった場合、その部位を補綴(修復すること)の方法は大きく分けて3通りあります。

①部分入れ歯

②固定式のブリッジ

③インプラント治療

です。

抜けた奥歯を上記の方法で治療をする前には必ず歯垢や歯石が溜まっていないかの歯周組織のチェック、炎症が起きてないかを確認します。万が一、隣の歯の周囲に歯垢や歯石がたまって歯肉などの歯周組織に炎症があればその歯の寿命も短くなります。また歯の動揺が次第に大きくなり歯肉が赤く腫れ、最後には抜け落ちてしまうこともあります。 ですので、抜けた歯を放置せずに必ず受診をして再構築できるように治療をしましょう。

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